ユネスコスクールとしての取組

2022年度活動報告
 

活動分野環境, 国際理解, 福祉

1 令和4年度の活動概要

 本校は「学び合い 認め合い たくましく未来をひらく 児童の育成」を学校教育目標として,ESDを体験的な学習の場と捉え,持続可能な社会の担い手として必要な資質や能力の育成を目指した。
 具体的には,福祉教育・環境教育・地域国際理解教育・防災教育を柱に,①自ら課題を設定し,解決の見通しをもって主体的に取り組む意欲や態度に関わる学習,②身近な地域や世界の持続可能性に関する基礎的な知識やその理解に関わる学習,③必要な情報を収集し多面的・総合的に分析したり他者に向けて表現したりすることに関わる学習を行った。

①自ら課題を設定し,解決の見通しをもって主体的に取り組む意欲や態度に関わる学習
 4年生の「福祉教育」の学習では,目標をもって課題設定を行い,「ユニバーサルデザイン」について,意欲的に調べることができた。
 5・6年生の「図書室を活用した調べる学習」では,図書指導員の指導を受けながら,課題への関心を高めることができた。

②身近な地域や世界の持続可能性に関する基礎的な知識やその理解に関わる学習
 3年生の「地域理解教育」の学習では,自分たちが住んでいる地域についてインターネットで調べたり,県外の小学校と交流したりすることを通して,自分たちが住んでいる地域や交流校がある地域についての理解をより深めることができた。
 5年生の「防災教育」の学習では,日常生活で発生しうる災害の危険を知り,安全な行動について理解することができた。

③必要な情報を収集し多面的・総合的に分析したり他者に向けて表現したりすることに関わる学習
 6年生では,タブレット端末を使って修学旅行の自主研修に向けての情報収集を行ったり,体験した内容などを記録したりすることができた。5年生への発表会では,体験したことをプレゼンテーションソフトを使ってまとめ,映像を有効に活用しながら紹介することができた。
 他の学年でも,タブレット端末を積極的に活用して情報を収集し,学習のまとめや発表に活用することができた。


来年度の活動計画
2 令和5年度の活動計画

 来年度は,これまでの取組をベースとしながら,コロナ禍でも目標を達成できる活動を工夫し,その時々の状況を鑑みて実施していく。また,ESDカレンダーを活用し,教科・領域の学習を横断的に結びつけて学習内容を組み立て,地域に根ざし,児童・生徒主体の学びを持続的に展開するための本校独自のカリキュラムを作っていきたい。さらに,SDGs実践計画表を活用し、SDGsの17の目標と各教科・諸活動との関連を図りながら学習を進めていきたい。